20240502バナナが届きます🍌

【🍌バラゴンバナナが届きます🍌】

5/2の15時ごろから「バラゴンバナナ」の量り売りをします🍌
⚖️1g=1円 (1本100〜200円くらい)です

バラゴンバナナは、化学合成農薬・化学肥料を使用せずに、またフィリピンの農民の方々の暮らしを考えながら作られたバナナです。

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まわれ虎2階では、食べられる場を準備中ですが、メニューのひとつにバナナブレッドやバナナジュースを出したいと思っています。それに際して、いつもモヤモヤと気になりつつ、見過ごしてきたことについて改めて考えました。

それは、「バナナってなんでいつでもどこでも大量に並んでいるんだ?しかも安すぎない?」という問題です。海を超えて東南アジアや中南米から運ばれてくるバナナが、なぜ年中品切れることなくどこのスーパーでも八百屋でも並んでいるのか・・・生鮮食品の大量生産大量消費の裏側に、何も問題がないわけはないだろうなと思いつつ、安くて美味しくておなかいっぱいに食べられるからと見ぬふりをし続けてきました。

お店で出そうかなと考える中で、やっぱりバナナに抱いてきた疑問が引っかかり、改めて調べてみました。そこで見たのが「毒の雨」という映像です。特定非営利活動法人アジア太平洋資料センターやオルタートレードジャパンの方々が調査し制作したもので、Youtubeで見られます。
日本のバナナの会社スミフルが日本に大量のバナナを送るために、十分な説明なしに不当な契約を取り交わし(騙し)、地域の生産者たちの暮らしを農薬の空中散布や労働力の搾取によって破壊している。おかしい世の中です。想像だにせぬ残酷なことが当たり前のように行われているのが人の世で、自分を取り囲む環境のことを広く多角的に考えて観察していくようにしたいと改めて思いました。おかしいかもしれないぞ、ということを、ひとつひとつ確認していくことをこれからもしていきたいです。というわけで、まずはバナナを、信頼できる人たちに届けてもらうことにしました。

これからまわれ虎が取り扱わせていただくバラゴンバナナの生産から流通までを管理しているのは、先述の動画の調査にも関わるオルター・トレード・ジャパン(ATJ)という会社です。その理念は「いのち、暮らし、自然を守る食べものの交易を通して生産者の自立、そして生産者と消費者が相互に支え合う関係を目指」すというもの。単なるもののやりとりではなく、生産から消費までに関わるすべての人を大切にする、人から人への交易「民衆交易」を行っています。

ATJ創立者・堀田正彦の著書『人から人への交易』(亜紀書房)や人類学者・鶴見良行の『バナナと日本人』(岩波新書・1982年の時点でバナナと日本の歪んだ関係を指摘している)など、バナナ本も入荷してます〜
そのほか、エシカルバナナキャンペーンやATJのサイトから色々読むことができます。

まわれ虎では、バナナのことを考えながらバナナを食べていこうと思います!皆さんもぜひ一緒に食べましょう🍌GWのおでかけに、バナナと本をどうぞ〜🍌📚